元国立大学法人職員の通訳・翻訳道!

約8年国立大学法人で事務職員として勤務した後に、英語通訳・翻訳者にキャリアチェンジしました。日々、修行中・・・。お仕事のこと、日々の勉強、翻訳など不定期に更新しています。Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

Courseraを聴講する

あ、年が明けた・・・。

あけましておめでとうございます。

正直、年末年始も休んでいないので何の感慨もないですが、いい年になるといいなぁ。

 

仕事でサイエンス関係の英語論文を読む必要が出てきたのですが、サイエンスも英語論文もぜんっぜん分かりません・・・(じゃあなんでやるんだろう)

何かせねば・・・ということで、急遽Courseraで探したアカデミックライティングの講座を聴講することにしました。

 

年末から聴講し始め、昨日動画をだいたい見終わりました。

(オプションの実践演習やテストは飛ばしているので、メインの講義部分を聴講しました)

 

Courseraはオンラインの講義を提供するプラットフォームで、世界中の大学やGoogleなどの企業が提供する講座を受講できます。

聴講だけであれば無料で受講できる講座が多数ありました。

ただ、専門科目など有料の講座もあります。

また無料の講座も修了証を出してもらう場合は、別途料金が必要みたいです。

修了証があると、LinkedInなどでスキルをアピールできてよいかもしれませんね。

www.coursera.org

 

 

 

今回、私が受けたのはスタンフォード大学が提供しているWriting in the Sciencesという、科学論文を書いた経験があまりない人向けの基本講座です(無料!)。

Courseraを受講したのも初めてですが、結論から言うとめちゃくちゃよかったです。

 

ライティングの授業で何度も強調されていたのが、

・余計な語を削る

・平易な言葉で分かりやすく書くこと

・能動態で書く(ただし、受動態の方が適切なこともある)

 

というアドバイスです。

論文って、賢そうな難しい言葉や言い回しを使うものなんかなと思っていましたが、そういう論文はその分野の専門家が読んでも分かりにくく、嫌がられるそうです。

ライティングの講義部分は、論文を書かない人にも役立つことが多いのではないかと思います。

実際の文例を直していく様子などもたくさん見て自分でも練習できるので、非常に勉強になりました。

 

また、ライティングのいろはだけではなく、どのような手順で論文の準備をするか、どのパートから書いた方がよいのか、といった具体的な書き方から、インタビューを受けたときの対応方法や推薦状の書き方、ジャーナル投稿や研究費申請のコツ、SNSの活用方法まで指南してくれていて本当に感動しました。

 

インタビューのコツは、とにかく事前に質問内容を想定して何度も練習することだそうです。

また、記者さんが聞き間違えないようにキーフレーズはゆっくり話し、メモをとるのを確認してから次に進む、といった具体的なアドバイスもありました。

頭のよい方たちも入念に準備してインタビューを受けてるんですね~

 

ジャーナル投稿では、とにかく最初にガイドラインちゃんと読め!と繰り返し言われていて、それだけ基本ができていない人も多いんだろうなぁと思ったり(^^;)

これは翻訳も一緒かも・・・。

 

正直、研究者や学生さん以外そこまで見る必要はないかもしれませんが、学術関係で身を立てたい人は必須なんじゃないかなぁ。

日本の大学ってここまで教えてくれるのかなぁ~

 

全部見ると結構長い動画でしたが、細かく区切ってくれているので少しずつ何回も見直したいと思います。

てか、このクオリティで無料はありえない!

英文ライティングやプレインイングリッシュに興味がある方にもおすすめです。