元国立大学法人職員の通訳・翻訳道!

約8年国立大学法人で事務職員として勤務した後に、英語通訳・翻訳者にキャリアチェンジしました。日々、修行中・・・。お仕事のこと、日々の勉強、翻訳など不定期に更新しています。Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.

おすすめの本(英語学習用)

今日はおすすめの英語学習本、横山カズさん著作の、「ビジネス英語パワー音読トレーニング」を紹介します。

 

今まで、これでしゃべれるようになる!的な英語学習用の本はあまり、というかまったく活用したことがなかったのですが、尊敬する会議通訳者のグリーン裕美先生におすすめいただいて買ってみました。

 

英語学習が進むと、どうしても難しい語彙を覚えて使うことに意識が向きがちですが、ネイティブが「普段使い」する英語は必ずしも難しい語彙で固められているわけではなく、むしろ中学生レベルの簡単な言葉を組み合わせて意思疎通していることの方が多いそうです。

 

例えば、アイデンティティ、自分らしさ、という言葉を聞くとidentityがまず思い浮かびますが、単にwho I amと言い表すこともできるのです。

逆に、identityしか知らないと、who I amと言われてもピンと来ないかもしれません。

 

ほんとかな?と思われたら、ぜひ映画「スティーブ・ジョブズ」を見てください(Amazon Prime Videoに加入している方は無料で視聴できます)。

数々の名プレゼンテーションで知られるジョブズの台詞も、よく聞くととてもシンプルな言葉で紡ぎ出されています。

 

 

このパワー音読トレーニングは、実際の英語話者が「普段使い」するダイアログを28セクションにまとめています。

1日1セクション、本の指示に沿ってさまざまな音読練習を15分程度行うことで自然と聞き手に伝わりやすい英語表現が身につきます。

 

この本では、生きた英語を学びつつ音読スピードを上げ、最終的に一分間に300ワード以上のスピードでダイアログを話せるようになることを目指します。

英語話者の普段の会話は140~150ワード/分、アナウンサーの読むニュースは180~200ワード/分であることを考えると、かなりのハードルです。

 

最初始めた頃は200を超えるくらいでしたが、トレーニングも2周目が終わりつつある今、ついに300ワード/分を超えられるようになってきました。

また、難しい語彙を入れ込むのではなく自然な表現を心がけるようにしたことで、字面にとらわれないスピーカーの意をくんだ訳が前よりもできるようになった気がします。

 

英語初心者にも上級者にもお勧めです!

ぜひ試してみてください。