Trados Studioの購入
翻訳者、特に産業翻訳者は多くの場合、何らかのCAT(Computer Assisted Translation)ツールを使う必要に迫られます。
絶対に使わない!という方もいるようですが(特に大御所の方)、クライアント・翻訳会社からCATツールの使用を指定されることも多いので、これから産業翻訳に参入しようという方はほぼ使わざるを得ないと思います。
現時点では、Trados Studioが一番メジャーなツールだと思います。
(Memsourceがものすごい勢いでシェアを増やしているという話も聞くので今後どうなるかは分かりませんが)
翻訳会社に登録する際は、ほぼ必ず使えるCATツールを聞かれます。
Trados持ってる?使える?と聞かれることも多いので、Tradosに対応できると仕事を受注できる可能性が高まります。
ただ、フリーランスだとTradosは自腹で購入する必要があります。
(Memsourceは、翻訳会社から案件を受注する度にライセンスを貸与してもらえるので翻訳者は購入不要です)
購入するのであれば、急なPCの故障に備え、2台分のライセンスが付与されるFreelance Plusがお勧めです。
しかも、今なぜか1台分のライセンスよりもPlusの方が安いし!
(SDL Trados Studio)
https://www.sdltrados.com/jp/store/
私自身は、上記のTrados販売元のSDLサイトではなく、Proz.comのTranslator Group Buyから購入しました。Proz.comは世界の翻訳者が集う情報サイトで、求人や各種コンテストなども行われています。
ここに、Proz.comがまとめてライセンスを購入することで安価に販売してくれるシステムがあり、これで買うのが一番安いのではないかと思います(もっと安いのがあったらすみません)。
また、日本円ではなく、ドルまたはユーロで購入する方が現在のレートだとお得なようです(私は知らずに日本円で買ってしまいましたが)・・・。
無料で会員登録するとBuyerリストにサインアップできるようになるので、興味があればサイトをご覧ください。
現時点で、Tradosの購入枠はすでにいっぱいになっていますが、毎月のようにサインアップを募っているのでお知らせメールなどを気を付けて見ておくとよいと思います。
今見たところ、無料eLearning付きのSDL Trados Studio 2019が459ドルで販売されていますね。日本円で約50,550円なのでSDLから買うよりも安いと思います。
ただし、お勧めのPlusではなくライセンス1台分のみの販売です。
私はProz.comで購入した後、SDLが年末セールをしていた時に12,000円でPlusアップグレード機能を追加で購入しました(通常価格は20,000円でした)。
まぁ、今はSDLサイトでPlusが安くなっているので、初めからSDLサイトでPlusを買ってもあまり変わらないかもしれません。
とはいえ、Proz.comはGroup Buyだけでなくお仕事情報も充実しており、実際にここで仕事を見つけたという方も多いようなので、興味があればぜひご覧ください。