インターネットを活用した単語学習法(1)
最近、ちまちまと単語を覚える作業を続けています。
これまであまり単語帳を買って英単語を覚える、みたいな勉強は大学受験以来やっていなかったように思うのですが(何年前やねん)、最近そのツケなのかアクティブボキャブラリーが少ないなぁと実感しています。
英字新聞やThe Economistを毎日少しだけでも読むようにしていますが、やっぱね、ある程度難しい文章になると単語を知らないと遅々として進まない(涙)
そこで、いろんな単語帳をとりあえず買ってみるのですが・・・覚えられない、覚えられないよパトラッシュ!!
年か?いや、昔からそんなに記憶力はよくなかったはず(どっちがいいんだろう)・・・
でも、私が高校生だった頃とは違い、今はインターネットという強い味方がいます(年がばれる)
いくつかよさそうな方法を見つけたので紹介します。
1. YouGlishを活用
YouGlishというサイトがあり、単語を入力するとその単語を話している動画が一瞬で検索できるという優れものです。
以前、朗読家の青谷優子さんの講座を受講したときに始めて知りました。
このまえ、師匠のグリーン裕美先生もおすすめされていたので間違いないと思います(権威に頼る)
読み方の分からない固有名詞を確認するのによいのですが、単語学習にも効果的だと思っています。
(活用法)
検索ボックスに覚えられない単語を入力します。
ここでは、scrupulous(徹底的な、用心深い)という単語を入れてみました。
上のほうに「ALL, US, UK, AUS」(手書きの赤丸部分)とありますが、ここでアクセントも選べるようです。
とりあえず、「ALL」でいろんな発音を聞いていますが、例えばオーストラリアの方の通訳をする予定がある方はAUSを選んで徹底的に聞き込む、といった使い方もできると思います。
エンターキーを押すと、112本の動画が検出されました。
字幕と一緒にその単語が話された部分がすぐに流れます。
そのまま動画を見続けることも可能ですが、下の早送りボタンみたいなやつ(下の方の手書き赤丸部分)を押すと次の動画に変わります。
いろんな方が話している音声を何度も何度も聞いているうちに、耳がその単語に慣れてきます。
また、どういう場面で使われているのかがなんとなく分かってきたり、前後の前置詞などのコロケーションもつかめるようになってきます。
ちなみにこのscrupulous、オバマ前大統領がやたらと出てきたので口癖なのかもしれませんね。
infested(はびこる)という言葉を調べると、infested with malaria(マラリア)、lice(ノミ)、virusなどが出てきたので、病原体などよからぬものの話をする文脈などでよく使われること、infested with ~の形で使われることが分かります。
curtly(ぶっきらぼうに、つっけんどんに)は、やたらと物語の朗読動画がヒットしました。
"Take it" he said curtly. みたいな感じで。
確かに、ぶっきらぼうなおじいさんがでてくる物語とか多そうですね(ほんとか?)
・・・こんな感じで、どのように実際に使われているかがものの数分で理解できるのです。
ただただ単語帳とにらめっこをするよりも、こちらの方がはるかに覚えやすいと感じています。
他にもいくつかあったのですが、ちょっとタイピングに疲れたので次に続けます。